生前整理の重要性②

このノートの目的は、なんといっても「生前整理」を進めることにあります。 一般的に「生前整理」というと住居内の片付けと思われるかもしれません。 しかし、ここでいう「生前整理」はもっと広い意味で考えています。 自らが培ってきた財産(不動産や預貯金等)や家族を含めた人間関係、これらについて の自分自身の想い(心)、そんなものをひとつずつ整理していくために使用してください。

私の資産(不動産について)

資産の多くを占めるのが、預貯金そして不動産です。
不動産については、権利証などを確認して、このノートに記述してみましょう。
権利証が見当たらない場合は、毎年役所から送付される固定資産税の納税通知書を見ます。
これでおおよその不動産評価額の確認ができます。
そして、折角ここまで来たら、ひと手間かけて、法務局で「登記事項証明書」を取得します。
不動産の所有者や持分、抵当権についてどうなっているのかを確認してください。
時々「自分が固定資産税を払っているから自分のものだ」と勘違いされている方がいますが これは違います。
親名義の不動産の固定資産税をずっと支払い続けていても自己所有にはなりません。
もし、自分ではなくて両親や祖父母のままになっていたら、要注意です。

ご存知ですか?相続登記が義務化されます。

従前は、相続による登記は義務ではありませんでした。しかし、相続登記を放置した結果 権利関係がますます複雑になり、所有者不明の土地が増加していきました。 その結果、土地の有効活用が出来ないなどの問題が多くなってきたため、 国は、令和6年4月からついに義務化することにしました。


※正当な理由がなく義務に違反した場合は、10万円以下の過料(行政上のペナルティ)
 が課せられる場合があるため、注意が必要です!

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